野田口 理孝 准教授が、第19回(令和4(2022)年度)日本学士院学術奨励賞を受賞
日本学士院学術奨励賞の受賞者決定について 2023年1月12日(木)

野田口 理孝 准教授が、第19回(令和4(2022)年度)日本学術振興会賞を受賞
日本学術振興会 プレスリリース 2022年12月15日(木)

「科学技術への顕著な貢献2021(ナイスステップな研究者)」
科学技術・学術政策研究所 2021年12月14日(火)

「接ぎ木」の可能性は無限大? 仕組みの一端が明らかに
 朝日新聞 2020年8月13日(木)

タバコは遠い種でも接木可 菊とつなげ、その先にトマトも 名大など発表 
毎日新聞 2020年8月7日(金)

キクの上でトマトを育てる 接ぎ木でタバコが「接着剤」
 日本経済新聞 2020年8月7日(金)




当研究室では大学院生、留学生を受け入れています。
研究内容に興味のあるかたは、ぜひご連絡ください。現在の募集内容等詳しくはこちらをご覧ください。


 接木は二千年を越える技術の歴史があり、農業技術の中では現在まで利用される最も古く、また不可欠な技術の一つです。 膨大な経験が蓄積する中で、接木の組み合わせには制限があることが知られ、この制限が解消されたことはありませんでした。 一般に、近縁な植物には接木できますが、相手が遠縁になるほど接木は成立しにくくなり、分類学的に科が異なる植物との接木 「異科接木」は不可能と考えられています。しかし、我々の研究室では最近、タバコ属に類する植物が稀有な接木能力を持ち、 陸上の広範な植物種と接木できることを発見しました。本来は接木できない遠縁な二種の植物の間にタバコ属を挟み込んで接木すると、 三者の接木を一定に成立させることができ、接木の組み合わせを拡張できる可能性が出てきたのです(異科接木法 iPAG,特許第6222720号)。

 しかし、iPAG法を実用レベルに発展させるためには、さらに技術改良する必要があります。これまでの研究によると、 遠縁な植物の接木であるため、接着性が接木する相手の植物によって十分でないことがありました。 また、水や栄養を運ぶための通道組織の発達がiPAG法による接木では十分に良好でなく、接木苗の成長が十分に旺盛ではありません。 そのため、iPAG法を真に実用するには、(1)接着性を向上させる技術や (2)通道組織の発達を促進する技術の確立が重要であると考え、研究を進めています。